印象派と浮世絵 (7) - ドガのジャポニスム - 浮世絵ぎゃらりぃ
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印象派と浮世絵 (7) - ドガのジャポニスム

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ドガ

こんどはドガの作品です。


「菊のある婦人像」ドガ 1865年

ドガは浮世絵から、構図のとり方という点で大きな影響を受けた画家です。 これもそうした作品のひとつですね。 「人物を中心に」「バランスのとれた構図を」というヨーロッパの伝統手法をまるっきり無視して、人物を画面途中からはずしてしまう、浮世絵風のアンバランスな構図を意識しています。

浮世絵はニ枚、三枚続きで描かれるものも多く、そうした続き物の絵から一枚だけを取り出すと、当然背景や人物が切れたりするわけですが、ドガら印象派画家が好んで取り入れた「トリミング」の手法は、こうした続き物の浮世絵からヒントを得たものかもしれません。


無題 三枚揃い/一勇斎国芳/天保10年頃/当サイト所蔵

婦人と犬

この「婦人と犬」では、人物の表情を帽子で隠してほとんど見せないという大胆な構図をとりつつ、浮世絵風のふちどりまで施しています。
人物の顔の部分だけをクローズアップするという手法は、おそらくは浮世絵の美人大首絵の影響ではないかと思われます。


今世美女競 深窓娘/溪斎英泉/当サイト所蔵

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